[su_box title=”平成27年度 第1回定例研修会 報告” box_color=”#ff69b4″ title_color=”#ffffff” radius=”5″]
- 日 時:平成27年7月18日(土)15:40~18:15
- 会 場:エル・おおさか本館5階 視聴覚室
- 形 式:講義
- テーマ:メンタルヘルス不調者に対する復職支援~再発を繰り返す社員への対応の中で看護職の果たす役割とは~
- 講 師:鍵本伸明先生(ナンバかぎもとメンタルクリニック)
- 参加者:51名
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[su_box title=”「第1回定例研修会に参加して」” box_color=”#ff69b4″ title_color=”#ffffff” radius=”5″]
YKK AP株式会社関西支社 大阪健康管理センター
森川 潤子
先日の産業看護部会第一回定例研修会に参加させていただきました。
今回の研修はメンタル対策の中でも、「再発を繰りかえす社員への対応の中で看護職の果たす役割」がテーマで、自分自身にできること、自分に足りないところは何かを学びたいという気持ちで参加しました。
職場復帰において、再発させないことは大きな課題です。鍵本先生は主治医、産業医の両方の立場をご経験されており、その両者の視点からのご講義に説得力を感じました。特に、主治医や産業保健スタッフ、上司や人事の連携がうまくいかないことが、職場復帰の失敗要因としてあげられていたことに、感銘を受けました。
看護職は人をつなげる連携力、様々な情報を収集できる能力が求められることを述べられており、それはまさしく産業看護職のコーディネート機能だと感じました。特に産業医が常時いない職場では、多角的に情報を得て、それを産業医と共有する看護職の役割は大きいです。日頃から職場でコミュニケーションをとり、親しみやすさと信頼性を得ることが産業看護職の力、役割になるのだと思いました。
また、研修の後半には、事例を用いたグループワークもありました。欠勤を繰り返す社員の事例は、どの事業所でも実例があると思います。他の事業所の産業看護職の方々とのグループワークは、自分自身の取り組みや視点の再確認にもなり、また違う角度でのアプローチ等を学ぶ機会にもなりました。
鍵本先生がおっしゃっておりました、「“復職は通過点”それぞれの立場でベストを尽くすことが労働者のためになる」と言う事を念頭に置き、産業看護職だからできることを考え、復職支援だけでなく健康管理なども取り組んでいきたいと気持ちを引き締めることができました。
これから今回の研修での学びを、当センターでの活動に活かしていきたいと思います。
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