平成28年度 第1回定例研修会 報告
  • 日 時:平成28年7月16日(土)13時30分~16時30分
  • 会 場:ドーンセンター(大阪市中央区大手前1丁目3番49号)
  • 形 式:講義・ワークショップ
  • テーマ:産業看護職に求められる面談技術気持ちとかかわるために~ワークショップ編~
  • 講 師:池見 陽先生(関西大学臨床心理専門職大学院教授、臨床心理士、医学博士)
  • 参加者:89名
    内 訳:保健師72名、看護師17名(会員 72名、非会員17名)
「産業看護職に求められる面談技術 気持ちとかかわるために」を拝聴して

株式会社健康管理室
藪内 雅貴

ストレスチェック制度が導入されたことでますます面接技術が重要となります。

今回、池見先生は傾聴アップデートとして①初心者には3条件(自己一致・無条件の肯定的なまなざし・共感的理解)の態度の習得は必要②より上達してくると、態度は保留して相手を理解すること、相手が自身を理解していくことが重要③「フェルトセンス→表現→理解」:体験過程を重視する3点とジェンドリンによる傾聴解説として①話している内にフォーカシングという過程がおこるようにする②聴き手の話し手についての気持ちや反応を利用する③聴き手自身が感じていることを利用する④集団での相互作用の4つの所作を分かりやすく事例を交えながら講演してくださいました。講演は私にとって驚き、衝撃の連続であり、面談技術について改めて学び、考える良い機会となりました。

「傾聴」と聞いてでてくることは何かと問われれば、「受容」「共感」が大切であり、「オウム返しの技法」が有効であるということが出てきます。講演は、それは誤解であるという話から始まりました。その瞬間の驚きをどう説明したらいいのかわかりません。

一番驚いたのは、「面談中に自分が思ったことを伝えてもいい」と聴いたときです。池見先生は相手の思うことと違うことを言っても相手は拒否できること、違う意見をきくことで同じ問題でも違う展開が出てくること、新しい理解は過去も変えることを、事例をふまえながら教えて下さいました。

面談技術が求められる中、似たような事例はあっても全く同じ事例がないことで、面談方法について悩まれている方は多いと思います。私は今まで学んできたことと実際との違いを感じていたので、講演を聴き面接技術について新たな学びが出来たことは大きな一歩に繋がったと思います。

今回の講演を活かし、対象者の気持ちと関わっていきたいと思います。